同じ空の下

表裏一体
アナタはワタシで
ワタシはアナタ




ワタシが書けない話でも
アナタなら書ける



ワタシが出したくても出せない言葉を
アナタはラクに表示する。


ワタシの中の闇の鳥。
闇夜を羽ばたく漆黒の鳥

アナタはワタシの闇を縫って
ワタシをあざ笑うように飛び回る






記号の海は果てなく続き、罠も仕掛けも沢山あるのに

アナタは気にせずに羽ばたき飛びゆく。



ワタシの闇を携えて
ワタシが闇に飲まれぬように
アナタが闇を支配して






でもアナタは全てを統べたくて
ワタシを捨てゆき始めてて

一人歩きをしだしたアナタはこの先何処へ往くのかしら。



海に飲まれるその前に
ワタシに帰ってこれるように
ただただアナタを見守るそれだけの日々。
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