Turquoise BlueⅡ 〜 夏歌 〜


―― 隣の部屋は
私達が寝ていた座敷

『彼』は私に掛かっていた
白い上着をとり、ポケットを探る

……『彼』のだったんだ


コンと 何かを
卓の上に置く


正座しながら、
ズリズリそれに近付くと

小さな硝子の小瓶に入った
キラキラ光る、赤茶色の、砂だった


『…やる 』

「……これ もしかして」


『…アリゾナ砂漠の砂』

「………ありがとう!!」


『…後、これ
"CheaーRuu"の皆から』

「 え? 」


―――出されたそれは
元々はペアリングの二組

ターコイズの水色で出来た
ビーチサンダルみたいな靴がついてる

四つ重ねると
まるで歩いた足跡みたいになった


『…四人で、ワリカン
男同士かたまって
金、細かく出し合ってて
店のおばさんが、笑ってた』


「…………ありがとう……」


嬉しくて、涙が出てくる
そんな場所に行ってまで
皆、うちらの事
考えてくれてたんだ………


『……指に つける?』

「う うん …あ 」


『彼』が一つ、指輪を持つ



『…どっち? 』


…私の顔を見て、ニヤリとする

これは、イジワルだ……


「……べ 別にドコでもいいよ」

『…可愛くねえ 』

「うっ うるさいなあ!
…い 言えないよそんなの……」

こめかみが、ズキズキする


『…言わないとつけない』


「…………っ」


―― もう、ワケわかんなくなって
下を向く





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