〇●ベリージャム●〇
「俺………………………
姫菜ちゃんのこと好きなんだけど。」
《へ?》
雅人君の発言で私は固まってしまった。
「姫菜ちゃん固まんないでよ///」
ふと我に返り雅人君の顔を見ると雅人君の顔が赤くなっていた。
《そんな顔されたらあたしまで赤くなっちゃうじゃん!!》
「もう………冗談うまいなー雅人君。」
私は何がなんだかわからなくなっていた。
ただ頭より先に口が動いたことは確か。
「あれ?さっき姫菜ちゃん“受け止めるから”って言ってなかったっけ?」
雅人君がとぼけた顔をしながら言ってきた。
「言ったけど……それとこれとは別だよ…」
私は困り果ててしまった。
「区別されたら困るなー。」
雅人君は寂しそうな顔で言う。
《なんかかわいい///》