〇●ベリージャム●〇
「確かに姫菜と雅人は付き合っている。わかっているはずなのにわかってない自分がいる。だって辛いだろ?好きなやつが俺以外の男の名前を口から出すなんて。」
稜哉君はいかにも辛そうな顔をしながら鼻で笑った。
そして「俺嫌なやつだろ?」とケロッとした顔で言った。
稜哉君の顔を見ていたら同情してしまいそうになった。
でも私の心の中で“それは違う!!”と思った。
「別に嫌なやつじゃないよ!!稜哉君は。」
「明日香ちゃん?」
驚いてた表情で私を見つめてくる。
「だって好きな人のこと考えて何が悪いの?」
大声で言ったから店内にいる人たちが私に注目しているのがわかった。