天使の涙(仮)
そんなある日、現実にこんなことが自分の身に起きるだなんて思ってもみなかった。
だってそれはドラマや漫画でありがちな風景だったから。
悪い夢を見ているんだって。
きっとストレスとかで変な夢を見ちゃっただけだって。
目の前にある現実をどうしても受け入れることが出来なかった。
授業をサボろうと思い、保健室に向ったが保険医がその日は不在で、保健室には鍵がかけられていた。
もう授業は始まっているけど、しょうがないから教室に戻ろうと思って階段を登りきって踊り場に差し掛かったったとき。
上から下りて来た人がいた。
その人は笑顔で“実々”って私を呼んだ。
だから、私も笑顔でその人の名前を呼ぼうとした。
だけど、私が声を発する前に視界が急に変わったんだ。