ちびねこ物語
告白
『 告 白 』


ところが、そんなある日を境に、茶パツ

は出会い系を開かなくなった。

友達にも「付き合いが悪くなった」って

突っ込まれているらしい。


でも、ケイタイが手放せないのは普段通

りで・・・いや、いつも以上かもしれな

い。

ちょっと離れたところで光っていても、

茶パツは流れ星を捕まえるように、どこ

からともなく飛んでくる。

新しくなったケイタイには、びっくり機

能が備わっているようだ。いつも、そん

な瞳で見つめている。



「実はさぁ・・・・

 告白されたんだ、男の人に。

 でも、違うガッコの子。」


ひと学年上らしい。

あんまり知らない男だといいながら、茶

パツの心は完全に舞い上がっている。

メールのたびに

”なにしてた?”

って訊ねられ、困った顔をしながらも、

画面に釘付けになっているんだ。
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