幸せにしてやる

「今日さ…」

麻紀は目を反らしながら言う。

なんだ?

部活の話かな、

「夜、会ってくれないかな!!」

え?

部活…とは関係ねーよ、な

こんな風に誘われたのは初めてで俺はすっかり浮かれてしまった。

「…だめ?」

上目使いで聞いてくる麻紀。

…反則だろ。

「分かった〜、夜なっ!!」

俺は平然を装って笑顔で言う。

実際心臓ばくばくだけどな
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