スリーズ・キーノート
21






イチさん。
あんた知ってますか。あんたが関わってる女達には、ロクな人間はいないっすよ。早く気付くべきです。



俺には関係ない、関係ないと思ってた。でもなんか、俺も関わってた。よく解らないけど。

それを証明するかのように、イチさんから不可解な事を言われた。
それは、いつものようにただ街のぶらついていた時の事。
目の前から歩いてきたイチさん。

「よ。」
「ども……。」
「元気?」
「何とか。」
その言葉はあんたに返したい。
「ナジ、俺さ。」
「?」
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