リアルシティー〔前編〕
スクリーンにトレーニングセンターが写し出された。
「居住ゾーンの下がトーナメント会場で、ここで3ヶ月毎にトーナメントが開催されます。また、ここにアイテムのトレーニングするための特別なトレーニングセンターがあります」
綾子が手をあげた。
「あの、私たちはバーチャルな都市で何をすれば良いんですか?」
「いい質問ですね」
「先ほど職業毎にキャラクターがあると説明しましたが、参加者の皆さんはスケジュールを設定していただいて、き各キャラクターがスケジュールによって行動します。そして、参加者がセンターに接続したデータは翌日に反映されます。従って、バーチャル都市のカレンダーはこちらの1日遅れになります」
「キャラクターを選ぶ際は、現実の自分にあったものを選ぶか、このキャラクターになってみたいとか、いずれでも良いと思います。…」

 「7月1日からモニター期間が始まりますので、モニターの皆さんは本日から1週間以内にサイトに接続して、参加登録を済ませて下さい」
 後藤チーフが椎名社員にマイクを渡した。
 「本日は、弊社モニター説明会に参加いただき、ありがとうございました。もし、ご不明な点等がございましたら、マニュアルの最後のページに記載してありますメールアドレスまでお問い合わせ下さい。後藤チーフをはじめ10名のスタッフが対応させていただきます」
「また、本日の会場までの交通費およびお礼と通信費としまして、5万円をお渡しいたしますので、バンビさんから順に、こちらへお越し下さい。本日は、長い時間、ありがとうございました」
18時過ぎにモニター説明会は終了した。
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