檻の中の姫
「はい。」






もうユリアに迷いは無かった。





【人間の姫と我を元の世界に戻したまえ。】





その声を聞いた後、





眩しい光とともに、激痛が走った。





い、痛い・・・





体全体が圧縮するような





あまりの痛さに、





ユリアは気が遠くなった。
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