芸能人×一般人【恋愛物語】
そう思うと悲しくて仕方なかった。


何やってんだよ…俺は…


出ていった彩乃を追いかける事もできない。


彩乃にとって、俺の彼女でいない方が幸せなのか?


そんな事ばかりを考えていた。


いつも彩乃の笑顔に支えられてきた。


どんな仕事でも彩乃は応援してくれてると思ってた。


俺は、そんな彩乃に甘え過ぎてた。


彩乃…すまなかった…。


ベットに仰向けになると一粒の涙が頬を伝って耳の裏へと流れた。


男泣きなんて…いつぶりだよ。


ふと窓の外に目を向ける。


夜空に三日月が見えた。



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