砂漠の王と拾われ花嫁
ラシッドと入れ替わりにマハルが入って来た。



「姫様、さあ、絞りたてのオレンジのジュースです」



「ありがとう」


莉世はグラスを手にすると飲んだ。



絞りたてのオレンジはみずみずしく口の中が爽やかになった。



意外にも喉が渇いていて莉世は飲み干した。



「ご馳走様でした」


マハルに手渡す。



マハルはジュースを飲み干す莉世を見ていた。


大した事がなく本当に良かった。



娘のように可愛い莉世に何かあったらと思うと心臓が止まりそうだった。


目が覚めた時、私の顔を見て嬉しそうな顔をした。


姫様の悲しむ顔は見たくない。


ラシッド様が姫様を愛しているのなら自分も2人を応援しようとマハルは眠っていた莉世を見て思ったのだった。



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