砂漠の王と拾われ花嫁
イムランは莉世の言った言葉に驚いた。



姫君の左手の怪我の原因は大臣が作った・・・?



「早く出て行きなさい!」



莉世の言葉にタヒールの顔が赤くなる。



「わたしならお前を捕らえ、砂漠に埋めることも出来るのですよ?」



再びタヒールの言った言葉にイムランは驚く。



なんなんだ・・・?


姫君はタヒール大臣に脅されている。



「そんな脅しは無駄です」



強い態度を崩さず見つめているとタヒール大臣はきびすを返して去って行った。



噴水にいるイムランには眼中ないようだ。



< 275 / 491 >

この作品をシェア

pagetop