砂漠の王と拾われ花嫁
「アクバール様、本当にこの先にオアシスがあるんですか?」



カリムがアクバールの横に馬を付けて聞く。



「あぁ、絶対にこの方角であっているはず」



アクバールは夜空を見上げ月と星の位置を確認した。



「ご無事でいらっしゃるといいのだが・・・」



カシミールは心配の表情で呟いた。



砂漠を探したが姫君も見つからず、殿下にも会えなかった。



殿下が姫君を見つけオアシスに避難していることを願う。



行き違いと言う事もあるがそれはそれでお2人が無事ならば良い。



3人はオアシスに行くだけ行ってみる事にしたのだ。




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