砂漠の王と拾われ花嫁
「俺が気づかなかったばかりにお前を酷い目に合わせてしまった・・・」


精神的に追い詰められている莉世。



小刻みに震える身体をどうにかして安心させたかった。








「うわーっ!」

向こうの方で男のうめき声と叫び声が聞こえ莉世は飛び上がらんばかりに驚いた。



「い、いやっ・・・・」


耳をラシッドの胸に押し付け動かせる右手を耳にやって塞いだ。



「リセ、落ち着け 大丈夫だ」


3人は放っておけば命はもたないかもしれない。


莉世の背中をゆっくり撫でる。



しばらく莉世の涙は止まらなかった。



まだ夜が明けきれていなく薄暗い。



長い夜になりそうだった。




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