砂漠の王と拾われ花嫁
「マハル殿、胃に負担をかけない食事を姫様にお持ちください」


侍医が言うとマハルはすぐに用意しますと言って出て行った。




ミルクとココナッツで煮たパン粥のようなものを莉世は食べると眠りに就いた。


たくさん話をしたかったが体力の落ちた身体は眠りを要求しているのだ。


自分のベッドで眠った莉世をラシッドはそうっと抱き上げると自分の寝室へ運んだ。




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