アイドル様とヒミツな恋を。


「だってあれ……」


私はベッドを指さした。


「ただの枕なんですけど」


サラッと竜人は答えた。



……じゃあ、私は枕と竜人を間違えたってこと!?


恥ずかしっ!!


「ケガは……?」



見たところ、ほとんど無傷。



「友梨さんが大袈裟にいうからだよ。ちょっと当たって軽く血がでただけなのに……」



竜人がハァー。とため息をついた。



とりあえず、竜人が無事でよかったぁ!



私はホッと安心をした。



でも、問題が1つ残っていた。



私、告白したんだった。



「竜人?あのー…?返事は?」



おそるおそる聞いてみる。

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