アイドル様とヒミツな恋を。
―キラキラした入口。
ドアを開けると、いままでにない雰囲気に包まれる。
中にはたくさんの女の子がいて、豪華なテーブルを囲んで座っている。
そこに、こりゃまたカッコいい男の人がやって来て、
その女の子達の隣に座った。
もちろん女の子達は目がハートだ。
―カツカツ
私の席にも男の人が近づいてきた。
その足音に気づいて、顔を上げると……
「いらっしゃいませ」
―ドッキューン☆
ホントに音が鳴るくらい、私の胸はときめいた。
目の前には、まだ少し幼さがあって、でも、
誰もが恋してしまうような顔をした竜人。
もちろんスタイル抜群で、黒いスーツを着こなし、
黒い長い髪をオールバックにしている。
ヤバい……
ど真ん中直球ストライク!!
妄想の中にも関わらず、
私はグッと親指をつきだした。