アイドル様とヒミツな恋を。
*愛花side*
………どーしよう。
自分からキスなんて絶対無理だけど……
キスしなきゃ観覧車乗った意味無いよ!!
………う゛ぅ〜。
「ほらほら!早くしないと……」
竜人が外を指差したから、頭を抱えていた私は窓の方へ視線をむけた。
……ヤバい!!
もう日が暮れちゃう!!
「はい……んー」
竜人は目を閉じて、私のキスを待っている。
……仕方ない。これも幸せになるため!!
そう言い聞かせて。
そっと竜人の唇にキスを落とした。