アイドル様とヒミツな恋を。
「……んで?アンタはここで何してくれんの?」
彼に誘われてリビングのテーブルを挟んで座った時、男の人は私にそう聞いてきた。
「…………は?」
いやいや。
……それは私が一番聞きたいんですけど!?
つい敬語も忘れて私は慌てた。
「……もしかしてさぁ。何も聞かされてなかったりするワケ?」
そんな私をみてか、男の人は少し驚いた表情になる。
コクコクと、私は首を大げさに振って頷く。
「はぁー。そっか、そっか。友梨さんらしいっちゃらしいけど……」
うーん、と男の人が頭を抱えて唸った。