「か、要くっ……」

「イヤ?」


俺が真剣な目をして言うと、彼女は首を横に振った。


「名前は?」


突然明るい柚の声。


名前呼ばないようにしてたのに、意味なくなる!!

なんとかごまかせないか!?


「えと、菅原リョウ……です」


リョウ……?

あ、涼って字はリョウとも読むからか。

よくそんな瞬時に思いついたな……。


「リョウちゃん?可愛いね」


柚、その顔と声で菅原落とすんじゃねーよ?


「オイウサギ、ずりーぞ」

「別にいいだろ?彼女くらいいちゃ悪いか?」
< 296 / 410 >

この作品をシェア

pagetop