1059-てんごく-

執着点

この前のコマ男の声あの声を頼りに、ここまで来た。

フワフワと、流され続け、もうどうでもよくなる。

無気力というか、このまま何もないんじゃないか。

このまま消えてさえしまえばいいとか。

いろいろ考える。

考えることで基盤を作ろうとしている作業が、

消えてしまうことを防いでいる。




コマ男「へへへ、ないなら創れば」

俺「また来た」

コマ男「このコマでもまわしたら」

コロコロっ

声以外に他の音を聞いた瞬間だった

コマ男「このコマは、灰2号っていうんだ」

俺「このコマ、俺に??」

コマ男「うん」

俺「??」

コマ男「そう」

俺「何で?」

コマ男「何となく」

俺「お前は??」

コマ男「さあね。。」

・・・・・

・・・・・

俺「コマを貸してくれ」

コマ男「いいよ」

俺「どうするん??」

コマ男「さあね」

・・・・・

・・・・・

むかつく。。。。。。。。

俺「何で俺にコマを!!」


・・・・・
・・・・・

音もなく光もなく

赤い土がとけはじめていく


コマ男「ここが執着点、イロイロしてみ」



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