音楽バカ
自分もそういう風になりたくて。

美音のことはとても尊敬している。

けど負けない。

希良は少しばかり身震いがした。久しく吹奏楽の本番前に緊張していた。

「大丈夫ですか?」

遙が声をかけてくれた。

「あ、はい。大丈夫です。」

遙は優しく微笑んで言った。

「成功させましょ「宮路!」

横から下倉が入り込んできた。

「大丈夫か?」

「う、うん。まぁね。」

が、視線は明らかに希良の方にはなく、下倉は遙をにらんでいた。

遙は相変わらずにこにこ笑っている。

「みんな行くぞ!」

菅波が呼びかけるとみんな円になった。

「やるぞ!」

「「おーっ!!」」

「吹くぞ!」

「「おーっ!!」」

「音楽を楽むぞ!」

「「おーーーっ!!!」」
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