*あたしの好きな人*
「柚!おはよ!」
連絡が来て、玄関をあけると
雄太のまぶしい笑顔。
「あれ?柚?あっもしかして龍?」
「あ、桜姉。しっ!」
あたしはまずいと思い、
とっさに指を口元にあてた。
桜姉は気付き、気まずそうな顔をした。
「ごめん!新しい彼氏?」
「うん。」
「そっか‥‥いってらっしゃい。」
どことなく寂しげな表情の桜姉。
そして雄太と一緒に海に出かけた。
買った水着を服の下に着て、
あたしは今日、
けっこう気合いを入れて、
おしゃれした。
なぜかはわからない。
でもちょっとだけ雄太に
可愛いあたしを見せたかった。