*あたしの好きな人*
「あっつーい!」
あたしは海に着くなり、
照りつける太陽を見て叫んだ。
「やっべー、あちぃな!早く海入ろうぜ!」
雄太もはしゃいでいる。
あたしは着ている服を脱いだ。
「ちょっと待て!柚、ダメだ!」
「は?何が?早く海入ろうよ!」
そう言うと、雄太はあたしの手を
つかみ、走って海に入った。
「ちょっと雄太!?どうしたの?」
「‥‥そんな、柚、それは無しだろ。見られてんじゃん。」
雄太は顔を赤くして、
ちょっと怒っているように見えた。
「雄太?」
「そんな水着じゃ男がヤバイだろ。海になんて来るんじゃなかった。」
雄太、もしかして知らない男に
嫉妬してる?
なんか雄太が可愛いと思ってしまった。
「雄太、大丈夫だよ。あたし他の男にべつに興味ないし。」
「柚が興味なくても、他の男はどうだか‥‥」
「ねぇ、せっかく遊びに来たんだし、楽しもうよ!あたしは雄太と海に来たんだよ?」
「そうだよな。ごめん。」
「ん、でもありがとう。ちょっとだけ嬉しかった‥‥」
あたしらしくなく、
照れてしまった。
そんなあたしを、
雄太は海の中で抱き締めた。
「ゆ、雄太!恥ずかしいからやめて!見られちゃうじゃん!」
「見せつけ〜!」
そう言って雄太は笑った。
それから海でたくさん遊び
気付くともう夕方になっていた。