*あたしの好きな人*
「体が痛い〜。ヒリヒリする〜。」
あたしの体には、
クッキリと水着の日焼け跡。
雄太の体も日焼けで赤くなっている。
「俺今日寝れなさそう‥‥」
「あたしも〜。痛くて寝れないよ、きっと。」
あたしの家の前に着いた。
「雄太、今日はありがとね。またね。」
「おぉ。またな。」
あたしは手を振って雄太を見送ろうとした。
でも雄太はなかなか帰ろうとしない。
「どうしたの?」
「柚‥‥」
ん?と首をかしげたとき。
チュ‥‥‥
また雄太にキスされた。
二度目の不意討ちのキス。
けど、今日のはこの前とは違う。
「ん‥‥ゆう‥‥‥た‥‥」
苦しくなってあたしは
雄太の体を押した。
「ごめんごめん。」
「長いよ!恥ずかしいじゃん!」
「あはは!じゃ〜、また連絡するな!」
「‥‥うん。バイバイ。」
あたしは顔が真っ赤になった。
部屋に入り、
さっきの出来事を思い出し、
また一人で照れた。
でもすぐに別の感情が押し寄せてくる。
龍の顔が浮かぶ。
龍は今ごろ何してるんだろ‥‥
さっき雄太と会っていたばかり。
今は、
龍に会いたい。