先生、執事、不良、幼なじみ、俺様……えーと、後なんだっけ。





「冬馬っ!」




私は、縄が解けると同時に、小高い廃材にはい上がった。



そこから叫ぶ。



コメディに、涙はいらない。





「やっちゃえ!」





「おぅ!」





こうして、『平成の大不良』が解き放たれた。






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