先生、執事、不良、幼なじみ、俺様……えーと、後なんだっけ。
と思ったら、終わる。



その夜、私はみんなと雑魚寝した。



夜通し、色んな話をした。




「先生ぇ〜、朝は燃やしてゴメンね」
「えぇ、はい。熱かったですよ」


「執事、腕枕して!」
「だから、傷が……」
「まだ、ツバつけられ足りない?」
「結構です」


「さっき、血尿出た……」
「大丈夫、腎臓は二つあるから」


「冬馬。ケガは大丈夫?」
「大丈夫だ。心配するな、あかり」
「へー、ぺたぺた」
「ずぅぇん、ずぅぇん、だぁ゛ぃ、じょうぶ、だ……」


「ねぇ、なんで、まだ僕は縛られたままなの!?ねぇ!」
「………」
「無視っ!?」





やがて、


一人、


また一人、


眠りに落ちた。





そして、私も――――。






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