旦那様は高校教師


「今からじゃ、都合悪いかな?」



俺の問い掛けに、ほたるは首を横に振る。



「私…まだ心の準備が…」



ほたるは下を向き、モジモジと可愛い仕草を見せる。



あ゛可愛いすぎる。



「俺が付いてるから大丈夫だよ」



ほたるの額に、そっとキスをした。



「今日は伯母さんに挨拶するだけ。婚姻届けは明日2人で出しに行こう…」



「はい…」



返事をしながら、ほたるは俺の胸に顔を埋める。



こいつ、恥ずかしさを隠したな?



俺の腕の中はほたるだけのもの。



恥ずかしい時、悲しい時…何かあったらいつでも貸すよ。





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