旦那様は高校教師
「「どれが良い?」」
種類が多くて、お互いどれにするか迷っていた。
「宜しければ幾つか出してみましょうか?」
見兼ねた店員さんが、私達のサイズのリングを数点ショーケースから取り出す。
「ほたるが好きなの選んで良いよ」
う゛っ…そう言われても困るよ。
プラチナやシャンパンゴールド、K18など色やデザインもそれぞれ違う。
1つ1つ個性があり、迷っちゃう。
「心ちゃんも一緒に選んで?」
優柔不断な私は1人で決めれず、結局心ちゃんに頼ってしまった。
「んそうだな…」
リングを手に取りながら、心ちゃんは私の顔と其れを交互に見る。
其の時、心ちゃんの手が私の手に触れた。