旦那様は高校教師


「う~ん…熊かな?」



グレー系のタキシードと薄いピンクのドレスを着た新郎新婦が、私の心を惹き付けた。



「良し!!」



心ちゃんは立ち上がると、熊の新郎新婦を手に取りレジへ向かう。



「心矢さん、お久し振りです!フフッ♪彼女サンですか?」



ドキッ!!



店員さんの声が私の所まで届く。



「俺の生徒で、明日から此処でバイトする南条ほたるさんだ。宜しく頼むよ」



心ちゃんが手招きをして私を呼ぶ。



生徒か…。



分かってはいるけど、チクリと胸が痛い。



「南条ほたるです。明日から宜しくお願いします」



私はドキドキしながら挨拶をした。



「此方こそ宜しくね」



店員さんの笑顔が私へ向けられる。





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