旦那様は高校教師


「ほたる…茶道部に入らない?」



えっ!?茶道部!?



心ちゃんが顧問をしてる部でしょ!?



「少しでも長く一緒に居られるし…考えてみて?」



「う゛…ん…」



私は直ぐに答えが出せず、誤魔化すような曖昧な返事をした。



心ちゃんと少しでも長く一緒に居られるのは凄く嬉しい。



でも家の事もきちんとしたい。



どうしたら良いのかな?



「駅に着いたよ…」



ボンヤリ考え事をしていると、車は駅前に停まっていた。



「行ってきます」



鞄を持ち、ドアノブに手を掛けると、グィッと強い力で引き寄せられ、突然唇が塞がれた。





< 344 / 743 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop