旦那様は高校教師
「心ちゃん、ごめんね…寒かったでしょ?」
体が冷えきる前に、ほたるがベランダへ顔を出す。
「電話終わったの?」
「うん…」
ほたるは小さく頷いた。
「心ちゃん…話したい事があるんだけど…」
スーッとほたるの手が俺の手を握る。
暖かいな…ほたるの手…。
「中で話そうか?」
俺達は炬燵の部屋へ移動した。
数分経過するも、ほたるは一向に話を始めない。
「話しにくいなら、無理しなくて良いんだぞ?」
ほたるは横に首を振った後、大きく深呼吸をする。
「あの間違い電話が誰からだったのか分かったよ…」
そうか…ほたるの様子からして、どちらかに関わる人物であると、俺は確信した。
但し、其れが良い事なのか悪い事なのかはまだ分からない。
俺はほたるの言葉を待った。