旦那様は高校教師


「私も…ごめんなさい…」



Chu!



俺の頬にキスをしたほたるは、真っ赤に顔を染め下を向く。



オイ!其れはヤバイだろ?



ほたるからそんな事されたら、理性が吹き飛ぶぞ?



俺はほたるを見ないように腕の中へ包んだ。



「俺と結婚してる事…黙っているのが辛かったら、いつでも話して良いからな?」



「うん…」



腕の中で頷くほたるの髪が顔を擽る。



ハァッ…もうそろそろ限界かも…。



待ってる自信無い…。



其の夜、ほたるが寝た後ベランダへこっそり抜け出した。



そして夜風に当たり、悶々とする気持ちを沈めた。





心矢目線 END
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