旦那様は高校教師


「西野は南条と違って確りしてるからな!!間違っても落とすなよ?」



心ちゃんは私に、意地悪な顔を見せる。



もう!!私、怒っちゃうぞ!



確かにおっちょこちょいだから仕方ないけど、凹んじゃうなぁ~。



「良し!外の準備に行くぞ」



心ちゃんは私の頭を軽くポンポンし、茶室を出て行ったので、私と祐奈も其の後を追った。



中庭へ行き、先輩の指示を受けながら私達は準備を手伝う。



前日にある程度の準備はしてるけど、長椅子の布張り・傘建て・湯呑み・お団子・お皿・お茶の用意と、する事は色々あった。



だけど、皆テキパキ動いて予定より少し早く準備は終了し、後は開会の合図を待つだけとなった。




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