旦那様は高校教師


「チョット貸して?」



ほたるは俺の手からネクタイを取ると、其れを後ろに隠す。



「右と左、どっちにする?」



「うん…左!」



ほたるが左手を出すと、ゴールドのネクタイが握られていた。



明日はブルーのネクタイで決まりだな!!



「待たせて悪かったな!」



ネクタイを絞め終わり、俺達は駅へと急ぐ。



フーッ、どうにか間に合ったな!!



「送ってくれて有り難う。行ってきます」



「おぅ!!気を付けて」



「はい」



ほたるを見送った俺は、鼻歌混じりに学校へ向かう。



何でかなぁ~。



俺、顔の緩みが取れないんだけど…。



時折、生徒達に冷やかされながら長い1日を終えた。





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