旦那様は高校教師


私も初めて来た日は、驚いたもん。



皆の気持ち良く分かるよ。



もし心ちゃんが社長の息子だって分かった、きっともっと驚くんだろうなぁ。



教えても平気かな?



でも心ちゃん、先生達にも話してないみたいだし、秘密のままが良いカモね…。



そんな事を考えていると、玄関の開閉音が聞こえた。



あっ!心ちゃんだ♪



「皆、チョットごめんね」



私はソファーから立ち上がり、小走りで玄関へ向かう。



「お帰りなさい♪」



最近の心ちゃんは元気がないから、私は飛びっきりの笑顔で出迎えた。



「ただいま」



Chu!



心ちゃんはニッコリ笑い、リビングのドアを開けた。





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