E t e r n a I  L o v e  〜叶わない愛〜
最悪の目覚め。

完全に開かない目を擦りながら、布団を出た


机の上の鏡を覗き込む。

寝ている間に泣いたみたい。

目蓋が腫れて、目尻から頬にかけて
白い線が通っていた。


ブサイク…。


鏡の自分に向かって言ってやった。



食欲もないから、手早く化粧をして仕事に出掛ける。

今日の朝は一段とイイ天気だった。


「おっはよぉ〜ございまぁす♪」


ヴィトンのバッグをブンブン振りながら奈美が出勤してきた。


事務室に入ってくるなり、奈美は私の顔を見て笑った。


「どっ、どうしたの?その顔っ!」


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