SEASON
「お、おじさん?俺が?」
「個人面談が懐かしいんでしょ?」
「………」
あたしの言葉にショックを受けた陽生が部屋の隅にしゃがみこんだ。
時々どっちが年上かわからなくなる。
あたしが大人びてるのか陽生が幼すぎるのか。
「そこまでにしとけ陽生。今日集まったのにはちゃんと理由があるんだしな」
「そうだな」
すくっ、と立ち上がり何事もなかったように部屋の隅から近寄ってくる陽生。
精神年齢あたしよりずっと子供なんじゃないかな。
「今日集まったのは主に捺実に聞いてほしいことがあったんだ」
「え、あたし?」
「そ」
にっこり笑って風幸は続きを陽生に促す。
「前のギターの時からずっと考えてたんだけど」
「何を?」
「新しい曲。んでさ、やるのはいいんだけど呼び方で歌詞歌おうかと思ってんだよ」
「ん?やればいいんじゃない?」
そう言うと陽生は少し困った風に手をあげた。
「その歌詞が恋愛ものでさ、男役と女役がいるわけ。それを両方とも男がやったら……気持ち悪いだろ?」
「個人面談が懐かしいんでしょ?」
「………」
あたしの言葉にショックを受けた陽生が部屋の隅にしゃがみこんだ。
時々どっちが年上かわからなくなる。
あたしが大人びてるのか陽生が幼すぎるのか。
「そこまでにしとけ陽生。今日集まったのにはちゃんと理由があるんだしな」
「そうだな」
すくっ、と立ち上がり何事もなかったように部屋の隅から近寄ってくる陽生。
精神年齢あたしよりずっと子供なんじゃないかな。
「今日集まったのは主に捺実に聞いてほしいことがあったんだ」
「え、あたし?」
「そ」
にっこり笑って風幸は続きを陽生に促す。
「前のギターの時からずっと考えてたんだけど」
「何を?」
「新しい曲。んでさ、やるのはいいんだけど呼び方で歌詞歌おうかと思ってんだよ」
「ん?やればいいんじゃない?」
そう言うと陽生は少し困った風に手をあげた。
「その歌詞が恋愛ものでさ、男役と女役がいるわけ。それを両方とも男がやったら……気持ち悪いだろ?」