恋してキューピッド!
「はいはい。」と流しつつ自転車の後ろにまたがった。


「で、なんなの今日は。」


「なにが?」


「一緒に学校行こうってわざわざ連絡くれるとか、初めてじゃん。」


「そうだっけ?」


「そうだよ。」


「あははっ。」


「なんだよ!」


「ジョー。」


「あ?」


「いつもありがとね。大好きだぞ!」



「やっと俺の良さに気付いたか……って何!気持ち悪いんだけど!」




潤もジョーも気持ち悪いとか珍しがったり…あたしそんな普段イヤなヤツなのかな!?




学校に着くと中庭に何やら人だかりができいた。


「何だろう…」


「あー毎年のアレじゃん?」


「アレ?」


「七夕の笹飾り。」



ジョーがそう言って指をさした方には大きな笹がたてかけられていた。


「すごーい!」


< 153 / 166 >

この作品をシェア

pagetop