恋してキューピッド!
「教頭!?なんの話。」

「あ~…あれですよ…ほら…え~っと…………アレ!今後の教育の在り方についてですっ!」



意味わかんないしー!

教育の在り方についてってなんだしー!

我ながらヘタクソすぎるウソにビックリ~!アドリブ全然きかないよね~!



「ふう~ん……ま、いいわ。とりあえず今日は初日だから大目に見といてやるよ。」


「ありがと先生ーっ!」



明らか先生信じてないっぽい顔だったけど…結果オーライあたしっ♪


「感謝しろよ~。で、お前はアレだ、そのあいてる席な、神崎のとなり。」

「はーいっ。」


先生が廊下側の席を指差して言った。あたしが今いる位置から見て、右から2列目の前から3番目の席がひとつあいていた。



あそこか…


で?
神崎クンてのは…右どなりの男の子のことなのかなぁ?


あいてる席の右隣には色素が薄いのか、それとも染めてるのかミルクティー色のパーマをかけたような髪型をした男の子の後ろ姿が見えた。


なんか…


あの人、天使っぽい髪型ー!


エンジェルだね、エンジェル。


輪っか頭につけたいカンジー☆


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