恋してキューピッド!
「うん、いいよ。あとは僕が付き合う。」

「つつつつ付きっ付き合う!?」

「いやいや、落ち着け。そういう意味ではないから。」

「あたっ!」



シオちゃんが呆れたように、動揺するあたしのオデコを叩いた。



「じゃあ、あとはよろしくお願いしま~す♪」

「ちょ!シオちゃーん!…………シオーっ!」






あ、あのやろう…




置いてきやがった!



「よし、行くよ。」


「え!?ちょ、歩けますからっ!降ろしてくださいっ!!」

「ムリ。」



ムリ!?


「僕がしたいんだからいーでしょ。美羽は黙って僕にくっついてればいいんだよ。わかった?」



先輩はニコリともせず冷静にあたしの目を見て言った。


その顔の距離わずか20センチ…



今、なにか、事故が起きれば


くっくくくくくくくく唇と唇が…



くっつきそうな距離!!!!!


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