スイーツな恋
第十三章 対面
今日は日曜日だ。
父も仕事が休みで家にいる。
翔馬があいさつにくるのだ。
姉は母親のはからいで近所の市立図書館に勉強に行っている。

わたしの妊娠の話をきいた、母はひどくおどろいていた。
すぐに窓をあけて近所の人がきいていないか、確認するのが母らしくて笑ってしまった。

父も母も大反対だった。
わたしの妊娠が姉の受験にひびくとカンカンだった。
おろすように画策したが、わたしは必死で抵抗した。
父はお腹の子の父親を殴り倒すと言っていた。
わたしのためではなく自分の名誉が汚されたからだ。

    ★★★

インターホンが鳴る。
ドアを開けるとそこには見違えた翔馬がいた。
トレンドマークの金髪を黒く染めている。
表情も精悍できりっとしていた。

翔馬を父と母が待つリビングに案内する。

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