シークレットラブ
そんな私のささやかな期待は、ことごとく裏切られた。
エレベーターが到着したのは最上階のスウィートルーム。
部屋はひと部屋だけだけど、その大きさは半端じゃない。
部屋は床が大理石で壁は一面ガラス。さすがに眺めは最高。
「すごい…」
「喜んでいただけて光栄です、お姫様。」
そんなくさい言葉も言えてしまう壱也さんは、この絶景よりすごいと思った。
小さな階段をおりると、そこにはキングサイズのベッドがひとつ…