たった一度のまともな出逢い!!
ニューライフ!?
「みつき!!
ちょっと来なさい!!」

いきなりだが
みつきってのは
紛れもなくアタシの名前だ。 でもって、コレは父の声。

「はあ〜い…何の用?」

父の事だ。
また何かアタシに
あれしちゃいけない、
これしちゃいけないとか
説教するに違いない…。
父の説教は一種の
生活習慣だろう。うん。

「お前…。今付き合ってる 男とかいないのか?」

…!!?
何をいきなり!!

「いないけど?」

「そうか。まあ、そろそろ
お前も彼氏がいても
おかしくない歳だ。
ここは一つ、
地球から離れて
出逢いを探しなさい。」

「はあ…。わかった。
地球から離れてね、
………ん?…え!?」

おい、おい、おいっ!!
な…何言ってんだ!!?
地球から離れろ!!?
はい!!?

「どうやら私の見た所、
地球の男はお前に
あっていない!
ならば地球外で
探すべきだ!!」

この父親、軽く
自分の娘を地球外生物
扱いしてるぞ!!?
というか
なんであっていない!とか断言出来るの!!?


「ねえ、何で
断言出来るの!?」


「勘だ。父親の勘だ!!
何か問題でも?」


「……………はい。
問題ばかりです。」



この約30分後、
父はアタシの言う事を
全て否定し、
無理やりロケットでアタシを
地球外へ飛ばした。

あのロケットは
どこから出てきたのか…


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