君との期待値

まるで自分に言い聞かせるように暗示をかける。



すると、ちょっとだけ落ち着いてきて



「拓真っ。どうしたの?」



っと声を出せるまでになった。



しばらく返事はなくて、けど彼が何かを溜め込んでいるのが抱きしめる強さでわかった。



拓真がゆっくり息をすうのを感じる。



「俺、園芸部辞めるきないから」



やっと聞けた言葉は
質問と若干ズレてたし、さっきの会話ででわかったことだったけどとりあえず頷く。



「けど……もう籠原の傍にはいれねー」



ぎゅっと抱きしめる力が一段と強くなる。



「だから、ごめんな……」




< 102 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop