君との期待値
まるで自分に言い聞かせるように暗示をかける。
すると、ちょっとだけ落ち着いてきて
「拓真っ。どうしたの?」
っと声を出せるまでになった。
しばらく返事はなくて、けど彼が何かを溜め込んでいるのが抱きしめる強さでわかった。
拓真がゆっくり息をすうのを感じる。
「俺、園芸部辞めるきないから」
やっと聞けた言葉は
質問と若干ズレてたし、さっきの会話ででわかったことだったけどとりあえず頷く。
「けど……もう籠原の傍にはいれねー」
ぎゅっと抱きしめる力が一段と強くなる。
「だから、ごめんな……」