君との期待値

「お前さ……」



「なによ」



ピクピク少年は顔をひきつらせる。



まさに溜め込んでいた何かをぶち込もうとしているかのようだ。



「……それが好きなやつに対する態度かよ」



余裕だった私の体と思考が固まる。



はい?



今なんと?



まさか……



私が赤羽くんを好きって……。



ガタンッ



私は突然立ち上がる。



「な、何故それを……」



私は後ずさりながら少年に尋ねる。



「へー。マジだったんだ。昨日大空を探してたらちょろっと聞こえたんだよなあ」



ニヤリと笑った。



ギャーッ。



最悪最悪最悪。



< 123 / 240 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop