君との期待値
「お前さ……」
「なによ」
ピクピク少年は顔をひきつらせる。
まさに溜め込んでいた何かをぶち込もうとしているかのようだ。
「……それが好きなやつに対する態度かよ」
余裕だった私の体と思考が固まる。
はい?
今なんと?
まさか……
私が赤羽くんを好きって……。
ガタンッ
私は突然立ち上がる。
「な、何故それを……」
私は後ずさりながら少年に尋ねる。
「へー。マジだったんだ。昨日大空を探してたらちょろっと聞こえたんだよなあ」
ニヤリと笑った。
ギャーッ。
最悪最悪最悪。