君との期待値
拓真とは相変わらず話していない。
拓真は呼んだら来てくれるのかな?
集まったらまた3人で前みたいに話せる?
恐くて、不安で、寂しい。
拓真は本当にもう私と関わる気はないのかな。
「亜姫ーっ」
扉の開く音と陽気な声に私と美波は同時に入り口の方をみた。
「今年のクリスマスは園芸部員強制参加で花火するわよ」
ノリノリの琉花先生が私たちにウインクしながら言った。
開いた口が塞がらない。
毎度毎度どうしてこの先生はいつもこんなに急なんだろう。
こうして、複雑な気持ちで私のクリスマスは始まった。