君との期待値
けど……、
久々に赤羽くんと話せたのに行かないのは、
ちょっと残念……かな。
そういえば、
夢は今日赤羽くんの弟に会うんだよね。
待ち合わせしてるって言ってた。
ちょっとは進展したってことか。
羨ましいなあ。
ピンポーン。
玄関のチャイムが鳴った。
「亜姫出てー」
「はーい」
母は手が離せないらしく、玄関へ向かう。
誰だろ?
まだ朝の九時だし。
こんな時間に珍しいな。
カチャッ
「どちらさまで……」