君との期待値

わけがわかんない。



テスト初日を終え、非常階段に登り空に手をかざす。



明日もテストだというのに勉強なんて手につかない。



赤羽くんは、私の気持ちは変わってしまうっておもってるのかな。



たった一週間で?



少し風が吹き、かざしていた手をおろした。



もやもやする。



赤羽くんのこともだけど、どうして私はすぐに否定できなかったんだろう。



考えても考えても答えがでない。



「亜姫先輩?」



風の吹く音に混じって声が聞こえた。



一度聞いたら忘れないようなその独特の声の主を頭に浮かべながら振り返った。



「大空くん」



「ははっ。先輩とはここでしか合わないですね」


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